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玉置浩二「幸せになるために生まれてきたんだから」

玉置浩二「幸せになるために生まれてきたんだから」

母と一緒に行った玉置浩二さんのコンサート~60′ CARNATION~で、60歳になってもすごい歌唱力を維持していることに驚いたのは以前の投稿で書きました。

いったいこの天才は、どういう風に生まれ生きてきたんだろう?

と、興味が湧いていた時、玉置浩二さんの人物像に迫った本が出版されていたことを知りました。

Amazon

 

 図書館で調べたら、最初の出版(2006年)のものが貸し出しできたので読みました。
(ちなみに今売られているのは、2010年にその後の玉置さんの情報を追加された本です)

コンサートに行く前の私の玉置浩二さんの印象

私が小学生ころに「ワインレッドの心」が大ヒットし、その後も「恋の予感」「碧い瞳のエリス」「じれったい」「All I DO」などヒット曲を連発し、私もよく聴いていました。

ちなみにそのころはレンタルでレコードやCDを借りてカセットテープにダビングしていましたね・・・。

すぐには手に入れられないからこそ、その頃聴いていた曲は強烈に覚えています。

でもその後私もだんだんと「安全地帯」から遠ざかり、気がついたら数十年。

その間に玉置浩二さんがドラマに出たり「田園」「MR.LONERY」などヒットもあり、安全地帯も活動休止したり、また安全地帯が結成されたり・・・という認識くらいでした。

しかし10年ほど前はゴシップ的な話題で有名になってしまい、「歌はすばらしいのに、コンサートで観客とケンカしたり、女性関係がごっちゃごちゃで、精神的に不安定すぎて怖いなぁ。」と思っていました。

でも今回コンサートに行ってみて、「あ、この人って存在そのものがミュージシャンなんだ」と今更ながら実感したんです。

曲をリリースする時、何回も録音して、良い部分だけつなぎ合わせたりして完成していますよね。

だから、それが一番良い状態のはずなんですけど、生で聴いた時に驚くほどすごい!とまで思う歌手はそうそういないのでは・・・。

耳で聴くだけではなく、体全体からエネルギーも伝わってきました。

だけど、それだけ大きなエネルギーを持っている人は、それで生きていくのは本当に大変なことでしょうね。

世の中には「神様に選ばれた人」というような、才能を持って生まれた人がいます。

そういう人たちはまるで恒星のように自分自身のエネルギーで輝いている人。

その光にみんな集まっていきます。

でも、恒星に近づきすぎると振り回されたり焼かれたり、恒星自体が焼けてしまったり・・・。

巨大なエネルギーは良い面だけじゃなく必ず「負」の部分も持っている。

だからこそ、作品も生み出されるとは思うんですが・・・。

この本は玉置さんに心酔し、密に取材した志田歩さんによって書かれていますが、ところどころに玉置さん本人の言葉がそのまま載せてありました。

スターになるいきさつ

北海道旭川市で、兄・姉のいる末っ子として生まれてきた玉置さんは、民謡が趣味だった祖母の影響を受けて育ちました。

とにかく歌が好きで上手。物心ついたころから「歌手になる」と決めていたそうです。

ちなみに家族仲は良好で、けっこう伸び伸び育っていたみたいですね。

友達にも慕われ、真面目ってわけでもないのに生徒会長に選ばれるなど、そもそも人を惹きつける星の元に生まれたようです。

中学生の時にはすでにバンドを組んで(のちの安全地帯のメンバーになる)独学で楽器の演奏をしたり作曲までしていて、その後違うバンドとくっついたりして、早々と「安全地帯」の形が作られたようです。

・・・そう思うと、天才って「やっぱり子供の頃から違うのかな?」って思っちゃいますよね。

地元では有名になった「安全地帯」はその後プロを目指しデモ・テープを製作。それをきっかけに名プロデューサーやディレクターと出会い、井上陽水のバックバンドをすることがきっかけで東京にでることになる。

しかし一人以外誰も譜面が読めないという・・・もう伝説ですよね。笑

そしてデビュー。

最初の頃はなかなか売れなかったけど、少しそれまでと違う趣向で玉置さんが作曲し、井上陽水さんに詩を書いてもらったり、会社で一丸になって売り出したのが「ワインレッドの心」。

そこからスターダムの駆け上ったのでした。

スターになってからの紆余曲折

この本では、玉置さんが誰と出会いその時にこういう作品が作られた、とか本人も覚えていなさそうなことがすごく詳しく書いてあります。

なので、玉置さんの曲を昔からずっと聴いている人には「ほ〜!」となると思います。

とにかく作詞作曲、ボーカルも勤め、俳優業までこなしていたんだからもう鉄人ですよ。ちなみにこの当時、玉置さんは多忙のなか1日で3曲作っていたこともあったそうです。

しかし売れると同時に不自由になっていくジレンマ。

決め事が嫌いで思うままに音楽活動したい玉置さんと、周囲とのズレが生じていきます。

ソロ活動をしたり、身動きがとれなくなってきた「安全地帯」を休止したり・・・。

追い詰められ病んで、精神病院に入院するもすぐに脱走し実家に帰った玉置さんに母親が、

「音楽で悩むならもう音楽なんてやめて一緒に農家をやろう。飯なんて食っていけるよ。」

と言われ、そこから肩が軽くなり、徐々に回復していったそうです。

ちなみに私生活・・・

最初の結婚は同郷の女性(石原真理子との不倫で離婚?)その後薬師丸ひろ子さんと結婚離婚、そしてキーボード奏者だった安藤さと子(3番目の妻)と軽井沢で音楽製作をする時代があったり、その後その妻と別れ、石原真里(その頃改名していた)と復縁・あっという間に破局、そしてすぐに青田典子さんと結婚・・・

いや〜・・怒涛すぎる!

わかっているだけでこんなにたくさん。汗

(ちなみに石原さんは今年は万引きで騒がれたりしていたのでブログを読んだら・・・!?大丈夫でしょうか。)

玉置さんは一時期はDV男のイメージもあり(どこまで本当かはわかりませんが)、恋多き男なのは間違いがなく、この人のそばにいるのは大変でしょうね。

しかしこの本によると私生活の女性だけではなく、その時代によって様々な作詞家、プロデューサーと密に(もちろん仕事の上で)なったり離れたりしながら変化していったようです。

そう思うと、一人だけの力というわけではなく、色々な才能ある人と触発しながら音楽制作を続けてきたんですね。

最近は青田典子さんが心身ともにサポートしていって落ち着いたと思っていたんですけど、3番目の妻は音楽制作にも深く関わってサポートしていたのは初めて知りました。

とにかくこの本を書いた志田さんは玉置浩二さんの大ファンで、彼の作る音楽をすっごく好きなんだなと伝わってきました。

 

もし、玉置浩二さんの歌をあまり聴いていないけど興味が湧いたなと思ったらこちらのアルバムをおすすめします↓

安全地帯のヒット曲を詰め込んだ、間違いないアルバムです。
Apple music

 

Amazon→ ALL TIME BEST 

私が小中学生の頃、よく聴いていた曲がたくさん入っていました。

「ワインレッドの心」「恋の予感」はもちろん、「真夜中すぎの恋」「マスカレード」「Friend」・・・聴いていた頃の感動が全く同じように蘇ってきました。

全然古さを感じない!

 

こんなアルバムもあったんだ?と思ったのはこれ↓

こちらは名曲の数々を玉置浩二さんがカバーしたアルバムです。

Apple music

 

Amazon→ 群像の星(通常盤)

宇多田ヒカルさんのお母さん、藤圭子さんの曲や尾崎豊さんの曲を歌っています。

50代以上の人にはけっこう馴染みのある曲ばかりだと思います。

中でも「上を向いて歩こう」「みんな夢の中」は素晴らしいです。

 

ただ、もし機会があれば生で聴くのをお勧めします。

本当に凄い歌声です!

そして、この歌声を届けてくれて本当にありがとうございます、って言いたくなりました。

オリンピックで歌ってほしいな〜。

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