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その校則、いったい誰のため?

その校則、いったい誰のため?

先日次女が、「今日学校でこんなことあったんだ〜」と言いました。

それは中学校の生徒会でのこと。

一人の生徒が

「灰色の靴下も履いてきて良いことにしてください。」

と提案したそうです。

子供達の通っている中学校は、黒・白・紺の靴下しか履いていってはいけないと決まっています。

その生徒は、靴下が3足セットで灰色もついていることが多いから、それも認めてくれとのことだそうです。

しかしそこではっきりした回答もなく、生徒会も延びてしまい、皆がうんざりしたというんです。

・・・いや、その生徒の言うことは全く間違っていないよね?

学校ではそのほかにも、

衣替えの決まった季節にならないとジャケットを脱いで通学してはいけない

寒くても制服移行期間にならないとまだベストを着てはいけない

下着は白!

リップクリームは色・匂いのついたものはダメ

他の教室に行けない、自分が授業で使う以外に違う階に行ってはいけない

髪の毛のゴムは黒と紺のみ

授業中トイレに行きたくなったら先生に言い(先生が違う先生を呼んで)先生と一緒にトイレにいかないと行けない

とか、もはや刑務所かな?と思うような校則が盛りだくさん。

他の中学校では、学校では着用可になっているジャージを廊下では脱がないといけないとか、全く意味不明な校則があるらしいんです。

長女は小柄で痩せているので、人より寒さに弱くすでに「寒い寒い」と言っていますが、「まだベスト着ちゃいけないんだって」とか言ってる。

いや、寒いなら着なさいよ!

なぜ気温じゃなくて校則を優先させないといけないの?

5月でも温暖化で、30度近くまで気温が上がった時にもジャケット着用。

「将来スーツを着て働く時のため」って、なんだそれ?

そんなバカバカしい校則、生徒自身が「しょうがない」じゃなくて「おかしいから変えよう」てしないと。

そしたらダンナが

「(次女)が生徒会長になって変えなさいよ。」と言って、次女が困っていました。

そういうことを表立ってやるのは苦手なんだよね・・・。

でも、決まったことを何も考えずにただ守るだけじゃなくて、それは意味があるのかないのか、自分の頭で考えてほしいなぁ。

子供達が中学校に入って、中学校の教育は「生徒本人のため」ではなく、いかに日本の社会で文句言わずに働く人間を育成していくか、ということが目標になっているんじゃないかとつくづく思う。

これって何十年も変わっていないんじゃないの?

生徒の個性を摘み取って自主性を削いで、皆と同じことをやっていれば安心・・みたいな。

以前PTA活動で聞きにいった講演会で、

今の生徒はあまり自主性がない!

というようなことを話している先生がいたけど、有無を言わせずに皆と同じことを強制されるような教育じゃあそうなるの、当たり前だよね。

暑かったらジャケット脱げばいいし、寒かったら着ればいい。

気温なんて、学校が決めた日付で変わっているわけじゃないし、皆がやっているからって正しいことってわけじゃない。

灰色の靴下だっていいじゃない?

 

しかし後日、「灰色の靴下も履いていいってことになった」と次女が言っていました。

小さいけど一歩前進。

そう言う風に、くだらない決め事もなくなっていけばいいなぁ。

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