私の仲の良い、友達親子の話です。
彼女の長男君はうちの長男と同じ年なんですが、タイプが全然違うんです。
常に騒がしく、やんちゃな男の子そのもののうちの長男と比較すると、彼は争いごとが嫌いで大人しいタイプ。
でも色々と小さな体で考えているんだな、と驚いたエピソードです。
幼稚園の年中の頃、R君が親族のお葬式に初めて参列しました。
その時に「死」に初めて触れたのでしょうか?
お葬式から数日後、家でつけていた教育番組の子供向け番組がいつのまにか終わっていて「介護問題」の番組が放送されていました。
そこで「長生きの秘訣」などが色々と紹介されていたそうです。
R君は急に心配になったようで、お母さんに
ママ〜、今日ちゃんと運動した?
と聞いてきました。
う、うーん、まあね(本当はしてない)。
お母さんは慌てて、チャンネルを変えようとしたんですが
なんで変えるの?もっと見たいよ。・・・長生きには運動が大事だって。ちゃんと運動して。
食事の時も
ママ、最後の時は家で迎えたい?それとも病院で迎えたい?僕は最後は家で迎えたいな・・・
と真剣に考えていたとか!
そのR君はしばらく、お母さんがちゃんと運動しているか心配していたそうです。
実は長男の幼稚園で同じクラスのお母さんが亡くなってしまったのですが、長男は「死」について全く何も考えていないようでした。
先生がそう説明したのか、
「○君のお母さんは、お空にピューンて飛んでいっちゃったんだって。」
と言って、不思議ともなんとも思っていなさそうでした。
同じ5歳でも、その子によって受け止め方がだいぶ違うなと思いました。
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