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腕にくっきり残るBCGの跡。なぜこれなのか調べてみた。

腕にくっきり残るBCGの跡。なぜこれなのか調べてみた。

子供の定期の予防接種、その時決まっているものは全て受けさせています。
でも、見るたびにハッとするのが・・・

次女のBCGの跡です。

予防接種の中でどうしてBCGだけこの形なのか、結核の予防にどれくらい有効なのかを改めて調べてみました。

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BCGとは

BCGはBacillus(細菌、病原菌) Calmette(カルメット)Guerin(ゲラン)の略です。
フランスのカルメットとゲランが開発した、結核菌を牛で培養し、弱毒化した結核予防のための生菌ワクチン。
結核は少し前までは日本では「亡国病」と言われるほど多い、深刻な病気でした。
その時と比べ減ってきたとはいえ、いまだに罹患する人も多いのです。
(人口10万人あたりの患者数、約14人の「中まん延国」)

現在日本での接種は、ワクチンを肌表面に塗り、9本の針を上から2箇所押して、ワクチンを体内に入れる方法がとられています。

BCG接種を受けたら結核にかからないのか?

BCG接種は小児の結核性髄膜炎や粟粒結核の発病防止や重症化防止に有効とされています(予防接種することで発症を4分の1ほどに抑えられるとのこと)が、肺結核に対する発病予防効果は50%ほど

そして予防効果は10〜15年くらいということです。
つまり、BCGを受けていたら大丈夫というわけではなく、体が弱っていたりすると結核になる可能性はあります

<参照元>
結核とは(国立感染症研究所)

結核について 公益財団法人結核会

BCGに関するQ&A

三人の子供の接種跡

生後3〜6ヶ月の間に接種させることが推奨されていて、三人とも生後3〜4ヶ月の時に受けました。
(現在では定期予防接種は1歳まで。推奨期間は生後5〜8ヶ月の間)

跡にならないといいな・・・

と思ったものの、集団接種の会場では流れ作業のように上腕にされます。

その後赤く腫れましたが、特に化膿するということもなかったと思います。
ちなみに真っ赤に腫れて膿んでくると(コッホ現象)、接種の前に結核菌に感染していたという指標になるそうです。

それから12年・・・
次女の腕の跡は消えるどころか、成長とともに引き伸ばされ(現在7センチ)、形もゆがんできました。

長女も長男も同じく接種しましたが、次女ほどひどくはなっていません。

<長女>

<長男>

兄弟姉妹でも体質が違い、次女は傷が治りにくい体質なのでしょう

違う場所に打てないのか?

ネットなどで調べると「跡になるのが嫌だから、ほかの場所に接種できないか」という人が、けっこういるんですね。

実は接種場所は「上腕の外側中央に接種すること」と厚生省公衆衛生局長通知で決まっているそうです。
たとえば肩などはケロイドになりやすいらしい・・。

実はBCGは、以前は皮下注射だったのですが、その時にケロイド状に傷が残る人が増えたので、今のハンコ型に変わったらしいのです。

傷が残りにくく(次女はがっちり残っていますが)、医者も失敗なく素早く接種できる場所ということで、あの位置に決まったのでしょうね。

・・・が、足の裏に接種させた、という人もいるようです。

その場合はもちろん自費で、もし何かあったときの保証は受けられません。
(たとえば副反応その他で、国を訴えたりすることはできない)
しかもそういう対応をしてもらえるかは、お医者さん次第なんでしょう。

それからBCGを接種する際、子供の体質がケロイド体質の場合はお医者さんと相談してください、ということらしいのですが、生後8ヶ月くらいまでの間に打つんですから、そういう体質かどうかはなかなかわからないですよね・・・。

また、先天性免疫不全症の赤ちゃんは、生ワクチンを接種すると危険だそうです。

免疫不全患者に対して禁忌とされるワクチンの種類とステロイドがワクチン接種に与える影響

ところで長男は腕の上の方なので、今のところ半袖だと見えないんですよ。
赤ちゃんの腕は小さいので、数センチの差でだいぶ変わってきますよね。

でも、やっぱり接種した時よりはずいぶん広がっています。

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じゃあどうしたら目立たなくなるのか?

「BCGの跡をなくす方法」も調べたのですが、だいたい「成長するにつれ、薄くなります」や「消えますよ」という意見ばかり。

結局気になるなら、レーザー治療や手術したら?という情報しかありませんでした。

試しにこの薬を塗ってみることにしましたが、かなりの凸凹なので、やはりきれいにはならないでしょうね。

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BCG予防接種のこれから

実は今、新しいBCGのワクチンが開発されている最中らしいのですが、実用化されるのはまだまだ先のようです。

しかしそれ以前に、世界では結核の患者数が少なくなってきた欧米諸国などはBCG予防接種を行っていないところが多いです。

アメリカに日本人が渡航した場合、予防接種の結果の結核陽性反応が現れると結核菌の保菌者と見なされ、服薬やレントゲンなどの義務が課せられるそうなので、注意しておいた方がいいかもしれません。

また、このハンコ注射は他の国ではメジャーではないので、虐待や傷という認識をされる場合もあるようですね。
香港で子供にBCG接種した友人は、あのハンコ注射型ではないので、跡はほとんど目立たないと言っていました。

そして日本でも(効果の有効性やリスクなどを考えた上で)BCGの中止が検討されているようです。
ただその場合は同時に結核感染の早期発見の対策をしないといけないですが・・・。

日本の中でも結核の危険性があまりない地域だと、もともと10〜15年しか予防接種の効果がないそうなので、一生残るかもしれないBCGの接種自体確かに検討の余地はあると思います。

接種するにしても、香港のようにもう少し目立たない方法にするとか・・。

刺青などには外国より相当厳しいのに、なぜか「BCGの跡はしょうがない」っていうのも不思議といえば不思議です。

健康は何より大事ですが。

でも孫ができる頃には、きっと変わっているんだろうな、と思っています。

そしたら、あのBCG跡も珍しがられるかもしれませんね。

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