幼稚園では、ママ友との出会いもたくさんありました。
その場かぎりで終わってしまうママ友関係が多かったですが、中には子供抜きでも続いて行く人たちもいます。
Mさんは静かな物腰でおしゃれで、でも意外と面白くて、これからも長く会い続けられたらいいな、と思う人でした。
そのMさんとの回想録は4回に分けて投稿してあります。
Mさんは、当時小1のお兄ちゃんと年少の弟がいました。
共通の友人がいたこと、お互いの末っ子が同じクラスだったことから話すようになりました。
Mさんは物静かな人かと思いきや、意外と面白くて優しいママさんでした。
ある時、年少さんのクラスで幼稚園のあと公園で遊ぶことになり、Mさんも来るはずだったのですが、Mさん自身が体調が悪いということで来られませんでした。
どうしたのかな、大丈夫かな?と思ったのですが、そのまま夏休みになり・・・。
そして2学期が始まったにもかかわらずMさんはまだ入院していました。
私たちはメールでたまに連絡をとっていたのですが、なぜ三ヶ月も入院しているんだろう?と思い、
聞いてはいけないかな、と悩んだりもしたのですが、結局メールで何の病気なの?と聞いてみました。
すると・・・
Mさんは自分が癌で闘病しているということを伝えられました。
えー!!!!
私は本当に驚きました。
しかも以前から治療をしていたということ!
いつも穏やかでもの静かなMさんが、そんな大きな病気と闘っているなんて。
その後、なかなか退院できなかったのですが運動会の時に一時的に退院してきました。
しかし、顔色も悪くやせてしまっていて・・・本当に良くなったのかな?と心配になりました。
Mさんは自分でも体調が悪く見えるのを気にしていたのか、後から
「他の人たち、私のこと何か言っていなかった?」と聞かれました。
その時は私も心ではMさんがあまり体調良くなったように見えず心配していたのですが、そういう話を周囲からは聞いていなかったので
「そんなこと言ってなかったよ。少なくとも私も周りでは・・・」と言いました。
しかしその後退院し、徐々に顔色も良くなりふっくらとしてきました。
私はMさんはきっと治療がうまくいって、今は経過観察の時期なのかと思っていました。