さて、もうすぐ結婚20周年を迎える私たち夫婦の価値観の違いを書いてきました。
今まで書いてきた内容のとおり、私たちは性格も価値観も違うので、お互い相手にイラっとしたりケンカも多々ありました。
でもそれでも、「じゃあ離婚しよう」となったことはありません。
ケンカしても、溝が深まらないようにお互い意識しているんですよね。
というのも実は我が家、もともとの「離婚リスク」が高いらしいのです・・・。
それは・・・
夫婦とも、お互いの両親や近親者に、離婚している人がすごく多いのです。
「離婚は繰り返す」とか「離婚は3代続く」とか言われがちで、そんな根も葉もない噂!と言いたいところですが、離婚家庭で育った場合、その子供も離婚する確率は実際に高くなるようで・・・。
その要因としてあげられているのが
●人との協調・共存が難しい性格の要因で、遺伝するものがある。
●本来安らぎの場であるはずの家庭が、不安定だったり信頼関係がないことで、人との信頼関係を構築することが学べない。
●離婚へのハードルの低さ
う〜ん・・・
実際に離婚家庭で育った身としては
全部そうだとは思わないけど、否定はできないかも・・・
離婚自体が悪いというわけでもなく、争いが絶えない家ならむしろ、離婚した方が良い場合もあると思います。
時間がたつうちにお互いの生き方が変わっていって、別の道を歩く選択をする、という場合は「再出発」といった方が良いかもしれません。
でも未成年の子供がいる場合、引越しや名字が変わる、近親者(親戚を含む)と疎遠になる、経済面・子供との時間などの余裕がなくなる、という影響はどうしてもありますよね。
(近くに頼れる近親者がいる場合はまた違うかもしれませんが・・・)
私自身は自分が成人するまでに2回親の離婚があって、親にとってはどうしようもないことだったのは理解しているんですが、いろいろな問題に悩んだのも事実。
ダンナは両親が離婚したのはダンナが成人後なので、私とはちょっと違いますが、そこに至るまではやっぱり色々あり、複雑な思いを抱えていたようです。
「家庭」は案外簡単に壊れる、ということを実感している私たち。
子供達には、自分が感じたような思いはしてほしくない・・・。
だからこそ「自分たちは同じ道をたどらないようにする」という思いが一致しているんです。
とはいえ子育て含め、なかなか自分が与えられていないものを与えるのって難しいですね。
それに、どちらか一方だけが努力しても続かない。
考え方や価値観が違う私たちですが、そこの考えが一致しているなら、ケンカしながらもなんとか続いていける、と思っています。
長くなりましたが、「夫婦の価値観の違い」シリーズはこれで終わりです。
夫婦の価値観の違いシリーズ