結婚してから約2年後、長女が生まれました。
長女は真夏に生まれたので、退院後は暑過ぎてほとんど家の中で過ごしていました。
生後1ヶ月くらいから顔に乳児脂漏性湿疹が出ていました。
そして体が小さいためオムツからもよく漏れて、1日2回くらいシャワーに入れていました。
洗濯物は山盛り!
でも冬になると、体のあちこちにカサつきがみられるように・・・。
ある日、抱っこをしていると長女の頭皮がまるでウロコみたいにガサガサになっているのに気がつきました!
オイリーだった赤ちゃんがいつの間にこんなに乾燥するようになっていたんだろう?
病院へ連れて行くと、プロペド(純度の高いワセリン)を塗るように言われました。
そのうち湿疹が出てくるようになり、ロコイド軟膏(弱いステロイド)も処方されるようになりました。
長女は神経質であまり寝ない赤ちゃんでしたが、もしかしてこの時期のむずかり方は痒いこともあったのかも?と今思います・・・。
その後アレルギーテストをすると、長女は「ダニ」の反応が最高レベルでした。(スギもかなり高い反応でした。)
そしてアトピー性皮膚炎という診断を受けました。
さて、アレルギーが発症するメカニズムですが、よく「アレルギーコップ」に例えられます。
一人一人大きさの違うコップを生まれつき持っていて、その中にアレルゲンとなる原因や環境因子が溜まっていくとコップが一杯になり、中身が溢れだした時がアレルギーが発症する時という例えです。
親がアレルギー体質ということは、最初からそのコップが小さくて、すぐ溢れてしまう可能性が高い(アレルギー症状)ということです。
父、母のどちらかがアレルギー体質だと子供の発症する確率は約30%、どちらもアレルギー体質だと約50%発症すると言われています。
とはいえ、親はアレルギー持ちではないのにその子供が突然アレルギー症状を出すこともあります。
これは、親がアレルギー体質であっても発症するに至っていない場合もあるし、環境など他の原因によるものかもしれません。
だいたい、先進国ではどんどんアレルギー児が増えているそうです。
なので、いつアレルギーが発症するかは誰もわからないんですよね。
うちの場合私はアレルギー性鼻炎、夫は鼻炎、花粉症、口腔アレルギーなどありました。
診断はされていませんが、夫は一時期頭の皮がけっこうむけてフケみたいに落ちていたので、アトピー傾向もあったのかもしれません。
さて長女が生まれてから1年10ヶ月後、次女が生まれました。
次女もやはり生後半年ほどすると肌の乾燥がひどくなり、後にアトピーと言われました。
ところで秋〜冬生まれの赤ちゃんのほうがアトピーになりやすいようですが、うちの姉妹は二人とも夏生まれです。
1歳10ヶ月違いの姉妹、そしてアレルギー持ち。
その上二人とも体が弱く、しょっちゅう病気にかかっていたので、常に病院へ行く生活でした。