前回、ダンナに「私が話している内容が飛躍したり脱線したり、聞いていなかったりする」ことをブチ切られたことがあると描きました。
今はなるべく注意するようにはしています(が、やっぱり出てしまいます)。
意外と「私もそう」と言ってくれる方も多かったんですが、私の場合いくつか原因が思い当たりまして・・・
ダンナに対してだけではなく、そもそも私は会話でのコミュニケーションが苦手なんです。
言い訳をしたいわけではないのですが、番外編としてちょっとその理由について書こうと思います。
コミュニケーション・・・だいたいにおいて、人と会話で交流したり、お互いの意思の疎通をすることですよね。
で、コミュニケーションて人が円滑に生きていく上で、どの学科よりも重要であるにも関わらず、実は学ぶのは個々の環境に託されている場合がほとんどです。
親や兄弟姉妹、近所づきあい、親戚、友達、先輩後輩・・・
人が成長するときにたくさんの属性の人と関わりを持てる人の方が、コミュニケーションを自然に学べたり、心も成長していくと思います。
でも、これはなかなか子供には選べないですよね。
私が物心をついたときには、父と母は離婚し、母子家庭となりました。
母は3人の娘と生活をしていくために、仕事を2つ掛け持ちし、夜も家に帰ってくるのは遅かったのです。
保育園には一番上の姉が迎えにきてくれましたが、年齢差があったので、姉たちと遊んだりはしませんでした。
私はほぼ一人で絵を描いたり粘土や紙で何かを作ったり、本を読んだりして過ごしていました。
買ってもらった「幼稚園」などの付録も、自分だけで作っていました(今みたいには複雑ではなかったと思います)。
寂しさを感じながらも、一人の世界にこもるか、たまに友達と遊んだりするくらいでした。
(学童に入れてくれたら良かったけど、姉がいるから必要ないと思ったのでしょうか)
母は高校を卒業後上京してきたので、親戚も遠く普段からしょっちゅう交流、とはいきません。
実の父も、その親戚にも全く会わない状態でした。
しかし、私が6年生のときに母が再婚し、専業主婦になったのです。
姉たちは独立し、私と母と義父と暮らし始めました。
(ちなみに、義父は何年も前から交流があったので、私は懐いていました。)
そして私は母の話し相手になりました。
母はかなりなおしゃべり好き。
同年代の友達がいなかったせいもあって、私に何でも話しました。
もちろん私も色々な話をしたし、聞いてもらったりもするんですが、いつの間にか母の話になっているんです。
その内容は、同年代のママ友とだったら通じあえるかもしれないけど、小〜中学生の私には退屈だったりあまり聞きたくない話もかなりありました。
しかも長い!
そして同じ話がけっこう出てくる・・・。
いつしか私は、興味のない話は無意識にスルーするようになっていたのです。
続きます。