離婚した夫婦の理由で、よく挙げられる「価値観の違い」。
それまで全然違う家庭で生まれ、育った環境も違う二人が同じ生活をするわけですから、色々なものに対する考え方も違って当然ですが、いざ生活するとその違いが溝になっていく場合もありますよね。
前回までは「食」に対しての重要度の違いを書きましたが、今回は「買い物」での優先順位の違いです。
うちは「食」よりも考え方の違いが大きかったかもしれません。
例えば・・・
ある日、おしゃれインテリアショップでセールになっていたからと、白くて大きなバスタオルを何枚も買ってきたダンナ。
ヨーロッパ製でホテル仕様なだけあって、確かに生地も縫製もしっかりしてる。
・・・でも、大きくて重い!洗濯しても乾きにくそう。
子供たちはまだ小さかったので、これで自分でふけるんだろうか?と真っ先に思いました。
すると案の定、「重すぎてふけない」と!
私はバスタオルはそこまで大きくないサイズで乾きやすいもので、しかも病気の時など使い分けなどに便利なように柄違いが良かった・・・。
さて、リビングに時計がなかったので、「不便だから時計がほしい」と言うと、「自分で探すから」と言われました。
だ〜いぶ長くかかって、ようやく時計を買ったダンナ。
おしゃれな置き時計・・・
でも、小さい上に全然針が見えない!!
ある日電池が切れたまま、放置です。
そのほか、例えば水切りかごや調理器具を一つ買うのでも、「ダサいの買ってこないでよ!」と言われるので、ダンナに買ってきてもらうようにしていました。
ダンナは美大のデザイン科卒業。
とにかく見た目にこだわるのには、わかるところもあるんです。
・・・でも、やっぱり私は「まずは使いやすさ、機能優先」!
そして価格も重要。
ダンナは価格のことはあまり気にせず、「自分がほしいと思うか」で決めています。
他の家族の好みや使いやすさなどはあまり頭にないみたいなんですよね・・・。
とはいえやはりセンスは良いと思います。
その逆に、「○国製は嫌」といいながら高いヨーロッパ製を購入して、すぐにほつれたこともあります(私はあまり生産国は関係ないんじゃないの?と思っています)。
私はけっこう福袋好きなんですが、ダンナは「一つでもいらないものが入っているのは嫌だから買わない!」と断言。
私は「10個入っているうちの八割まあまあだったらいいんじゃない?時には自分が選ばないものも楽しいし」「いらないものは売ったりあげたり、それもできなかったら捨ててもいいんじゃない?」と思うんですが・・・
私はそこまで「物」選びに執着しないので、好みがうるさい上に妥協しないダンナに選択権を譲っています(自分が使うものは勝手に買っています)。
とはいえ、物選びで大げんかになったことがあるんですよね。
次回はそのことを書きます。