今年も都立高校の入試が終わりましたね。
我が家は去年、長女が高校受験しました。
都立高校が第1希望だったんですが私立高校も受けました。
第2志望の私立高校は「併願優遇」という形をとりましたが、合格が100%確約されているというわけではなかったので、2校受け、無事合格することができました。
公立高校の合格発表まで入学手続きは待ってもらえるんですが、もし公立がダメだった場合は、入学手続き金をすぐに私立高校に収めないといけません。
公立高校と私立高校は、かかる費用を計算したらかなり違いました。
(消費税率などで変わっている可能性があります)
でも今は色々な支援策があるんです!
高校の受験料(2019年度)
塾で毎月、模擬テストを受けるように言われ受けていたんですが、毎回5,000円くらいかかっていました。
そしたら、公立高校の受験料はなんと2,200円!!
模擬よりずっと安くてびっくりでした。
しかし私立高校では25,000円くらいかかりました。
高校の入学金・授業料
都立高校(全日制・2019年度)
入学金 5,650円 授業料(年間) 11万8,800円
この他にPTA会費や教材費などがかかります。(消費税などで変更の可能性あり)
私立高校(都内202校) 2018年度のデータ
入学金 12万〜50万円 授業料(年間) 28万〜85万円
この他にPTA会費や教材費、学校によって寄付金などがかかります。
(公立高校・私立高校共に支援金が支給されます。以下に詳しく書いてあります。)
制服・ジャージなどの指定用品代金(2019年度・我が家の場合)
公立高校は制服・ジャージ・上履き以外は自由というところが多いですが、私立高校の場合は靴・ソックス・カバン・コートすべて指定のところが多いです。
都立高校A
●冬服一式(ブレザー・スカート・・ブラウス2枚・ベスト・ネクタイ・リボン・上履き)=約3万円
コート・リュック・靴などは自由
●夏服一式(スカート・半袖ブラウス2枚)
=約14,000円
体操着(体操服上下・半袖シャツ・短パン・体育館ばき)白衣
=約2万円
●制服などの衣服関係 トータル 約64,000円(自費で購入したコート・リュック・靴代を足すと10万くらい)
私立高校B
●冬服一式(ブレザー・スカート・ブラウス2枚・ベスト・ネクタイ(リボン)・上履き・革靴・ハイソックス2足・カバン)
=約92,000円
コートは指定で、おそらく2〜3万円前後
●夏服一式(スカート・半袖ブラウス2枚・長袖ブラウス)
=約26,000円
体操着(体操服上下・・半袖シャツ・短パン・体育館ばき・運動靴)
=約22,000円
●制服などの衣服関係 トータル 約16万円(コート代を足すと18万くらい)
私立女子高校C
●冬服一式(ブレザー・スカート・替えスカート1枚・ブラウス2枚・ベスト・ネクタイ(リボン)・セーター・革靴・ハイソックス2足・カバン・コート)
=約127,000円
●夏服一式(スカート・半袖ブラウス2枚・ポロシャツ・リボン・ベスト)
=約37,000円
体操着(体操服上下・長袖シャツ・半袖シャツ・短パン・体育館ばき・運動靴)
=36,000円
●制服などの衣服関係 トータル 約20万円
初年度にかかる費用(2019年度)
都立高校
入学金・授業料他124,450円+制服など約10万円=22万円くらい。
私立高校
都内の私立高校でも入学金・授業料がピンキリなのですが、用品代なども含め
71万円〜180万円でした。
2020年4月から、高等学校等就学支援金制度が改正される?
ここまで見ると、公立高校と私立高校、かなり費用が違うな・・・と思いますよね。
今までも高校の授業料を支援する制度、高等学校等就学支援金制度はありましたが(世帯年収約910万円未満の家庭の生徒に対して適用)、今年の4月からは、私立高校へ通う生徒への支援が今までより手厚くなるそうです。
支給される条件も、地方税の「所得割額」による支給判定から、保護者等の「課税所得」を基準とした支給判定へと変更になり、約590万円未満の世帯の生徒を対象に、支援加算額を私立高校の平均授業料相当まで一律に支援加算額が引き上げられる!
文部科学省の「私立高校実質無料化」の説明ページを見ると私立高校への支援額が、
590〜910万円未満の世帯への支援額→11万8,800円(公立高校への支援額と同じ)
350〜590万円未満の世帯への支援額→17万8,200円
270〜350万円未満の世帯への支援額→23万7,600円
270万円未満の世帯への支援額→29万7,000円
公立高校の授業料が年間11万8000円に対し私立高校は28〜85万円ですから、同じ額支給されてもだいぶ負担が大きかったのです。
でも高等学校等就学支援金制度を利用すれば、年収が低くても、私立高校への敷居がかなり低くなりますね。
住んでいる自治体や世帯年収によってはさらに支援される!
このほかにも、住んでいる自治体が独自に設けている支援制度もあります。
たとえば東京都では「私立高等学校などへの授業料軽減助成金」(支給される年収目安、〜約760万円まで)があります。
生活保護世帯、住民税非課税世帯(年収約250万円未満)の家庭の生徒は、教科書、教材費などの、授業料以外の教育費支援となる「高校生等奨学給付金」も利用できます。
進路次第では、私立進学より公立+予備校の方が費用がかさむかも?
ここまで調べると、昔に比べてずいぶん私立高校へ進む生徒への支援が手厚くなっているんだなと思います。
我が家の長女は将来美術系の進路を希望しているので、公立高校に通いながら、美術系の予備校に通い始めました。
予備校の費用は、入学金や画材費を除いても年間30万以上!
もちろん、これは何の補助金もありません。
もし併願で受けた美術系の高校に通って、そこだけで予備校に通う必要がなかった場合・・・
もしかして私立の方が費用負担少なかったかも?(^ ^;)
普通の進路であっても私立で、予備校に通う必要がないほど補講に力を入れていたり、スポーツに力を入れている学校の場合も、むしろそういう可能性ありますよね。
「私立の方が高い」と思い込んでいたんですが、将来の進路によってはこんなこともあり得るんですね!
書いていて私もびっくりでした。
子供たちと色々な私立高校を見に行って、独自の教育を行なっている個性豊かな私立高校を見て「こういう学校に入りたかったな!」と思ったりしました。
とはいっても、私立高校は修学旅行がすごく高かったり、備品などが指定だと買い換えるのに費用がかさむということもあると思います。
だけど、印象だけで決めずに、実際にちゃんと検討することは大いに必要だと思います。
我が家の次女は今年の4月から中3の受験生になります。
今年も、子供と一緒に色々な高校を見に行こうと思います。
学生のイラストもまだまだ描いていきます!
今女子学生のイラストの途中経過です。
私はずっとブレザーでしたが、セーラー服はかわいいですよね。#イラスト #水彩画 #ガールズイラスト #女子中学生 #女子高校生 pic.twitter.com/0myK8yc3yo— SUI (@suimage_net) February 6, 2020