小児科から紹介状を書いてもらってから予約した国立病院で、長男の今までの経過を話しながら、診察してもらいました。
そしてその先生から
「実際にアレルゲン物質を少量食べさせて、どういう反応が出るのかを判定するため、負荷試験を受けますか?」と聞かれました。
食物アレルギー経口負荷試験とは
血液検査で陽性判定が出ていても、実際に食べてアレルギー反応が出るとは限らず、またもしアレルギー反応が出るとしたらどういう反応がでるのか、どれくらい強いのかを、いざという時対応できる医療施設で行うことです。
1回の入院で1種類、そしてその時は決まった種類(牛乳、卵、ピーナッツ、小麦など)しかできないということでした。
その時長男は3歳。
言ってわかる年齢ではないので、アレルギー物質の入っているものを食べさせるのも大変そうだし、もしひどい反応が出たら、長男は病院に泊まらないといけない・・・。
悩みましたが、長男がもう少し成長するまで待つことにしました。
ちなみに「エピペン」と呼ばれているアドレナリン自己注射薬があります。
それはアナフィラキシー状態が起きた時、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤なのですが、それを使えるようになるのは体重15キロ以上からです。
長男はその時まだ15キロはありませんでした。
それからは引き続き、アレルギー物質をとらないようにしていました。
長男のアレルギーはナッツや魚卵なので、卵や牛乳、小麦よりは除去が限られていると思います。
でも、油断しているとチョコレートやサラダ、パンなどにナッツが入っていたりするんですよね。
なので何が入っているのか、よく材料のところを見たりしました。
とはいえうっかりしていて見逃すこともあり、ヒヤッとしたこともあります。
いずれ子供が親の目の届かないところで過ごすことも多くなるだろうし、誤食などの危険もあることを考えると、やはり経口負荷試験は受けないといけないな、とは思っていました。
そんな感じで二年近くが過ぎました。
そして長男が幼稚園の年中、5歳になった時、アレルギー負荷試験を受けるためにまた国立病院へ行くことにしました。
またかかりつけの小児科に国立病院への紹介状を書いてもらわないといけません。
次回は実際の負荷試験体験を描こうと思います。