最近、よく宇多田ヒカルさんの「花束を君に」を聴いています。
この曲はNHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌だったそうなのですが、私は見ていないので、初めてちゃんと聴いたのは紅白歌合戦だったと思います。
どちらかというと、CMでタイアップされた「道」の方が印象が深かったのでした。
でもどちらの歌詞にも、自分に限りない影響と愛情を与えてくれた、親の存在を感じさせます。
宇多田ヒカルさんのお母さん、藤圭子さんは飛び降り自殺、という衝撃の亡くなりかたをしました。
その前から何年間も、精神的な病気にかかっていたそうです。
その内容はわかりませんが、一番身近な存在であったはずの母子ですから、おそらく色々な葛藤や悲しみが多かったでしょうね。
身近だからこそ、何でこんな風になってしまったの?という気持ちもあったのではと思います(あくまで推測ですが)。
藤圭子さんが亡くなる前の数年間はあまり連絡もとってない(とれない?)状況だったようですが・・・。
母の自殺の報告、なんてどれだけ衝撃だったんでしょうか。
でもこの曲には、悲しみや衝撃を乗り越えて、母の存在そのものに愛と感謝を捧げるというメッセージを感じます。
以下に、特に響いた歌詞を抜粋させていただきます。
「花束を君に」から
毎日の人知れぬ苦労や寂しさも無く
ただ楽しいことばかりだったら
愛なんて知らずに済んだのにな
〜歌詞 略〜
両手でも抱えきれない
眩しい風景の数々をありがとう
世界中が雨の日も・・・
「道」の方は抜粋しようにも、できませんでした。
すべてが素晴らしすぎます。
歌声、リズムも含め、こんな曲を作れるのは宇多田ヒカルさんしかいないでしょう。
何度聞いても飽きることのない、私の中ではとても大切な曲です。