最近あまりアレルギーの話を書いていないのですが、我が家はアレルギー一家です。
「美味しんぼう」なダンナは、花粉症の人が併発することのある「口腔アレルギー」があり、りんご、桃、メロン、キウイ、マンゴーなど食べると、口の中がイガイガしたり気持ち悪くなったりします。
加熱してあるジャムなどは大丈夫です。
うちの子供たちの中で1番多くのアレルギーを持っている長男は、アレルギー性鼻炎、喘息、食物アレルギー持ちです。
ただ、食物アレルギーがいくら(おそらく生のたらこも)、ピーナッツ、くるみと限られていることもあり、普段はそれほど食に制限はありません(給食も皆と同じです)。
先日、その長男が5歳から受けている、4回目のアレルギー血液検査結果を聞きに国立病院まで行ってきました。
血液検査を受けたのが今年の7月。
結果はとっくに出ていたのですが、3ヶ月ごとの定期診察時に知らされることになっていたんです。
スギ花粉症の舌下療法シダキュアと、ダニ・ハウスダストアレルギーの舌下療法薬ミティキュア 開始から初めての検査結果。
毎日アレルゲンを体内に取り入れているから、もしかしてアレルギー検査の結果も下がっているのかも?
・・・しかし、結果は予想外のものでした!
なんと、ほぼ全部の数値が上昇!!
IgEは去年の1570から2220に!
四年分の検査データが記載されていますが、年々数値が上がっていっています。
スギは検査を始めてからずっと高い数値で、常に「再検査済み」ですが、今年はさらに上昇。
数値の下の数字がアレルギーのクラスですが、1〜6までで6が最高なので、これ以上は上がらないんですよね。
IgEとは以前の投稿でも書きましたが、
体内に侵入してきた異物を攻撃するために作られる「IgE(アイジーイー)抗体」というタンパク質。
一般的には血液中のIgE値が高いほど、アレルギーが強いと言われています。
IgEの基準値は
1歳未満 20IU/mL以下
1〜3歳 30IU/mL以下
4〜6歳 110IU/mL以下
7歳以上 170IU/mL以下
なので、長男の2220はかなりのぶっちぎりです。
ただ、全ての数値に言えることですが、血液検査の結果が高いからと言って、絶対に強いアレルギー反応が出るわけではありません。実際にアレルギー症状が出るかは他の要因にもよります。
なので、食物なども実際は食べてみないとわからないとも言えます。
しかし、アレルギー症状が強く出る可能性は高いということですよね。
さらに気になったのが、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤ・・・
今年は去年の3倍くらいになってる!!!???
特に気になったのはヒノキ・ブタクサの数値の急上昇です。
アレルギーのクラスも6段階中、2→3になっていました。
ヒノキ花粉は3〜5月頃、ブタクサは秋なので、これじゃ年がら年中アレルギー起こりますよね。
そして舌下療法をしているダニ・ハウスダストの数値もやっぱり高いまま・・・
以前書いたんですが、ダンナは花粉症(スギ・ブタクサ・ハンノキ・・・その他もろもろ)持ちで、私はダニ・ハウスダストアレルギー持ちなので、子供達は全員どちらのアレルギーも受け継いでしまいました。
かなり衝撃を受けて、お医者さんに
舌下療法を始めて下がっていると思ったんですが、なぜ上がったんでしょう?
と聞くと・・・
検査の数値は変動するんですが、良い免疫力も上がっているので、それも含めて全体的に上がったと言えます。
・・・つまり、じんましんやアナフィラキシーを起こすような過剰な免疫反応(アレルギー)だけでなく、体を守る免疫力も上がっているということ?
良いのも悪いのもひっくるめて上がっているというわけなのか。
うーん、数値というのはなかなか難しいですね。
家での治療としては、今までどおり舌下療法を中心に、喘息のコントロールと、食物負荷を続けていって、また3ヶ月後に国立病院に様子を話しに行きます。
とはいえ、食物負荷に関しては反省点が・・・
続きます。
今までのアレルギーの取り組みは、↑上のMenu「漫画日記」からリンクしています。