夜8時。グローワームツアーに参加するために、ホテルのフロント前の部屋に集合しました。
そこにはラミントン国立公園の動植物の、色々な資料がありました。
グローワームとは
日本では土ボタルとも言われていますが、蛍の仲間ではなくヒカリキノコバエという、ハエの仲間です。
幼虫時代に青白く光る粘液を出して、集まってきた獲物を捕食。
幼虫時代は5ヶ月から12ヶ月ですが、成虫になると口がないので、交尾して産卵したらすぐ死んでしまいます。
その幼虫時代の青白く光る光景が幻想的なことから、「天空の城ラピュタ」の飛行石のモデルのなったそうな・・。
さて集まった人たちでバスに乗りこみました。
真っ暗な夜道を走ること10分弱・・・。
到着してからは夜の山道を歩きました。
途中青いザリガニなども現れました。てっきり洞窟に行くのかと思っていましたが、川辺が目的地でした。
そして目の前の木の根っこに青白い無数の光が浮かび上がっていました。
満月に近かったので真っ暗というわけではありませんでしたが、木が鬱蒼と茂っていたので明るいわけでもなく。
水面に伸びた根っこの内面がグローワームの巣になっているのでしょうか。
一面に浮かぶ青い光。
蛍のように点滅はしません。
そこに座ったまま20分くらい・・・。
その間中ずっとガイドの人が説明していましたが、英語なのでほとんどわかりませんでした。
わかったのは、成虫になってからのグローワームの寿命がとても短いということでしょうか・・。
光っているのが粘液と聞くとギョッとしますが、短い命の輝きなんですね。