今回の知床旅行、1番の目的は何と言ってもホエールウォッチングでした。
知床の羅臼では、様々な種類のイルカやクジラ、シャチを見ることができるのです。
クジラの大きさや、イルカを間近に感じられるまたとないチャンス!
クジラが海面をジャンプする光景を夢見てウキウキしていました。
朝食後、あらかじめ申し込んでおいた船に乗り込みました。
8月とはいえ船の上は風でけっこう冷えるので、目的地に着くまで、45分くらい船内にいました。
すると「出たぞ〜」という声が!慌てて甲板に駆けこんだ!
しかし・・・なんもいないよ?
その後少し甲板で粘りましたが、ほんっと何もいない。
見渡す限りの大海原・・・。
船長さんや船員がしばらく周囲を探していましたが、諦めて違うポイントへ移動しました。
船が動くと、風で甲板は寒い!
その後も違うポイントへ行きましたが、なかなか現れず。
結局行き帰りの時間を含めて3時間。
寒くなったら船内で待機し、「出たぞ〜」という声で慌てて甲板に出る、でも見えないということの繰り返し。
ずっと甲板に出ていたダンナだけ遠くにクジラの潮吹きを見ましたが、あとはこれまた遠くに、イルカの背びれが見えただけでした。
ツイてない。
自然の生き物だからしょうがないんですが、やっぱり一番の目的だったのでがっかりしましたね〜(; ;)
しかし、船長さんから「残念賞があるから帰りに受付によってください」と言われました。
事務所に行くと、大きなシャチのぬいぐるみが!?
・・・いや、くれたのはそれではなく、羅臼産の昆布でした。
でも人数分くれたので嬉しかった〜!
家で昆布を食べながら、羅臼の海を思い出すことにしよう。笑
そして後から知ったんですが、実はクジラなどの発見率はそこまでは高くなかったのです。
こちらは利用した船ではないのですが、場所はほぼ同じだと思います↓
このデータ(8月)で発見率70%以上のマッコウクジラの潮吹きとイシイルカの背びれは確かに(遠く)に見えたし、運がよければ1回で近くに出会えるんでしょうが、何回も乗らないと無理なのかも?
でも、何回もは無理だよね・・・次はいつになるか。いや、行けるのか?
ところでもし、これから羅臼のホエールウォッチングに行こうと思っている方は、8月でも防水・防風のジャンパーはあった方がいいです。
私はカーディガンやトレーナーを着ていたんですが、雨が降らなくても風に水分がかなり含まれているので、服がしっとりしてくるんです。
それから、1〜3月くらいまでは流氷の季節で、流氷の海へのクルーズが色々とあるようです。
それも良いな〜。
と思ったんですが、実は地球温暖化で流氷も段々と減っているそうで。
流氷減少は、観光へのダメージだけでなく、深海から流氷によって引き上げられる栄養分の変化も起きることから、知床の生態系への変化も心配されているそうです。
数十年どころか数年でどんどん変化してる!
この先どうなってしまうんだろう?とあらためて感じました。