前編からの続きです。
さて到着したホテルのレストランで食事しながら、イラストについて話したりしました。
ちょっとうろ覚えなのですが、「(私のイラストに)ちょうど良さそうな案件があるから使おうか。」
というようなことを言われ、私は内心期待しました。
しかし食事の後にエレベーターに乗ったとき、その社長はとんでもないことを言い出しました!
「この上の部屋、行っちゃおうか。」
は!!!???何言ってんの?
いやいや行きませんよ!
本当にボタンを押しかねない社長・・・。
何こいつ???
こんなこと、イラスト持ってきた子にいきなり言うんだ?
でも角が立つような断り方をしたら、さっきの仕事の話はなくなるかも?
私は社長の良心に訴える作戦に出ました。
「奥様いるんですよね?こんなことしたらきっと悲しみますよ。」
しかし!
社長は全然恥じ入ることも動じることもありませんでした。
・・・そんな言葉でめげるようなら、まずそもそもこんなこと言わないよね!
こいつ・・・やばい奴だ!
私はもう仕事なんかどうなってもいいと、逃げました。
後日・・・このことを事務所に紹介してくれた友人に言いました。
すると・・・
「ああ、またやっちゃったんだ?ごめんね〜。あの人、前もそういうことしてたみたいで・・・。」
どうやらこの社長の被害者は他にもいたようです。
先に言ってくれよ!
その後、私が働いていた職場とそのデザイン事務所は近かったので、その後ランチで外に出た時に偶然会ったりしました。
もちろん、思い切りにらんでやりましたけどね。笑
でもこの一件はかなりショックでした。
芸能界とかでは聞いたことあるけど(それももちろんダメですが!)まさか、デザインとかイラストとかの分野で、そういうことをしてくるおっさんがいるとは!
それこそ「人を見たら泥棒と思え。」くらいの気持ちでいないとダメなの?って思いました。
でももしこの時、女優に訴えられたリュックベッソン監督のように、席を立った時に薬でも盛られていたら・・・?
それを考えるとぞっとします。
しかし悲しいけど、こういう人間が普通の顔してあちらこちらにいるんですよね。
以前働いていた職場のおじさんも、パワハラ・セクハラし放題でしたから・・・。
そしてそういう人たちはけっこうずる賢くて、ちゃんと言い逃れできるように考えていたりするので、被害にあったら細かく記録したり人に相談する、などをしておいた方がいいですね。
もちろん、私の子供たちにはこういった経験は聞かせています!