5月6月は学校の懇談会の時期です。
人見知りではあるのですが、毎年各クラスの懇談会にはなるべく参加するようにしています。
数年前の懇談会の時でした。
隣に座ったお母さんは話しやすく、とても感じの良い人でした。
当たり障りのない話をしながらも、一人一人自己紹介が始まりました。
隣のお母さんの番になった時です。
初めまして、○村○男の母です。
私は○○教の布教活動で地域のお家を廻らさせていただいております。皆様の家にも伺うことがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
・・・・え?
どうしよう、家にもし訪問されたらすっごく断りづらいな。
なんとなく皆もそう思ったのか、戸惑いの空気が流れました。
しかし取り越し苦労だったのか、そのお母さんはうちには来ることはありませんでした。
宗教を信じている人は「神様が見ている」と思っているからか良い人も多いし、宗教自体を否定するわけでは決してないのですが、クリスマスを祝ったかと思ったらお正月には神社にお参りに行ったりする我が家。
本当に全く宗教に入る気がないので、布教活動に来られてもお互い時間のムダになると思うんです。
といってもやはり家にいると定期的に宗教の勧誘は来ますが・・・。
そのほかに、幼稚園で子供が同じクラスになったお母さんから、遠くに引っ越してから10年くらいたっても、選挙前には必ず電話をしてくるお母さんもいます。
それはその時期だけだし「○○の応援お願いします」で特に勧誘はないので別にかまわないのですが、何度も来られたら辛い・・・。
とはいえママ友なら離れることも可能ですが、親が入信していた場合、子供は自分の意思関係なしに宗教に入らざるをえないですよね。
「ザ・世界仰天ニュース」で、ある宗教に入っていた母親の娘が、その教えに従うのを拒否しながらも、罪悪感に悩まされるという話を放送していました。
普通の学校に行っていても、校歌斉唱もダメ、クリスマスのお祝いもダメ・・・禁止事項ばかりで、皆がやっている中で一人やれないのは辛いですよね。
でもこの話では、お母さんが無理な勧誘をしなかったのが良かった、と思います。
私もこの漫画みたいに、長女のクラスの子供がそのお母さんと一緒に家に挨拶に来たらどうしてたかな、とあらためて考えました。
(ちなみに長女に、この話の女の子みたいにクラスメイトはできないことが多かったの?と聞いたら、そういう記憶はないみたいです。)
宗教って本来は「人がよくあるため」のものだと思うので、それ自体は素晴らしい。
でも、やっぱり一人一人、違うものを信じていても認め合える社会が、私は居心地が良いなと思っています。
とはいえ、そうも言ってられない状況になった友達の話↓