前回マンモグラフィー健診を受けたことから、豊胸手術をしているとマンモグラフィーできる病院が限られること、妊娠・授乳の時にもトラブルが予想できることを書きました。
そしてそのことから、あらためて「母乳育児」振り返ってみました。
私は子供3人とも完全母乳でしたが「絶対に母乳育児するんだ!」という決心をしたわけではなく、最初の産院で力づくで(?)母乳育児を開始、その後はそのまま続けていたという感じです。
出会ったお母さんたちは、混合とかミルクで育てるとか色々な人がいました。
それから15年以上・・・今でも「母乳神話」があって、ネットで母乳を買ったというニュースを見ると、ほんと驚きます。
初乳は確かにあげたほうが良いと思いますが、「母乳育児」にそこまで追い詰められる必要があるのかな?
完母だった我が家の子供達の成長と、母乳育児に対して言われていることの実感・感想など含め、一つ一つ検証していきます。
母乳は消化吸収がよく栄養豊富
母親から作られているわけですから、体質的には合う食料であり、消化も早いです。
そしてミルクみたいに一回にたくさん飲めるわけではないので、必然的に1日の授乳回数が多くなります。
自分が産むまで、新生児〜生後3ヶ月くらいまで、昼も夜もなく、2〜3時間おきに授乳しなきゃいけないとは思っていませんでした。(長女はもっと長く続いた)
そして、飲ませている回数が多いとウンチの回数も多いんですよね。
メリーズのサイトにもありますが、母乳だとほんとにゆるゆるウンチで回数も多いので、小柄な長女はほぼ毎回オムツから漏れて大変でした・・・。
つまり、子供にもよるとは思いますが、授乳とオムツ替えの回数は、母乳とミルクの子では1日で相当な違いがあるのではと思います。
私はかなり疲弊したので「赤ちゃんのことを思ってがんばって!」とはちょっと言えませんね・・・。
母乳を飲んでいる子は病気しない
初乳はかなり栄養豊富で、病原体に対する免疫機能として働く「分泌型免疫グロブリンA」が、かなり濃く入っているそう。
・・・でも「母乳をあげ続けたら病気しないで丈夫になる」っていうのは違う!
その証拠に我が家は、1歳半くらいから本当に病気ばかりでした(次女・長男は上からうつされるので、もっと早くから病気していました)。
全然病気してなかった子はミルク育ちだったので、結局体質なんじゃないかな・・・。
むしろ、アレルギーによる「口呼吸」が病気の原因を招いたと思っています。
母乳育児が乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率を減らすという報告もあるようですが、なぜなのかはわかっていないらしく、それは母乳だと頻繁に赤ちゃんと接するからかな?と個人的には思います。
母乳はアレルギー予防になる
これは、2019年に厚生労働省で発表された「授乳・離乳の支援ガイド」でも「母乳を飲んでいてもアレルギー予防効果なし」 と改訂されました。
そして、がんなど難病の原因にもなる成人T細胞白血病ウイルス(HTLV1)が母乳から子供に感染することもわかっています(妊婦健診の診断項目に入っている)。
必ずしも「母乳が絶対に赤ちゃんのために良い」というわけではないんですよね。
アレルギー予防には、母乳にこだわるよりも、乳酸菌を多めに取らせることと、皮膚にバリア機能のため保湿をすることのほうが重要だと思います。
ちなみに、完全母乳児とミルク混合児との間に、肥満発症率の差は認められていないそうです。
母乳あげると母体の回復を早める
これは・・・私の場合ですが、謎です。
よく言われているのが「母乳を与えると子宮の収縮が促進される」ということ。
でも私、3人とも後陣痛もなかったし、子宮の収縮が緩やかだった気がするんですよね。
「母乳をあげ続けていたら生理が来ない」というのも個人差ありです!
ママ友では、完母なのに出産後5ヶ月で生理再開した人もいました。
私の場合は、長女は生後10ヶ月で断乳して、その後2ヶ月くらいしてから生理が再開しました。
なんと生理が2回来た後、次女を妊娠したんですが・・・。
そんなわけで、生理がなくても排卵は始まっている可能性もあります。
ただ全体的には、母乳をあげている人の方が、生理の再開は遅いと思います。
私は結局、長女妊娠してから次女の卒乳までの4年間で、2回しか生理がなかったことになります。
もう閉経気分でしたね・・・。笑
母乳で育てると経済的で手間もない
ミルクって、一度沸騰させたものを人肌まで冷まさなくてはいけないですよね。
夜中ってけっこう面倒だなって思いました。
でも今はポットで、その温度のお湯がいつでもでるようにできるし、液体ミルクも選べますよね。
確かに経済的に母乳はタダ!ではあるんですが、母乳がうまくでなくなったり、乳腺炎になったりした時にマッサージを受けにいったり(けっこう高い)、搾乳機で絞った母乳を冷凍するために必要な道具や消耗品もあります。
中には漢方薬を飲む人もいるし、なんといっても、母親の食欲がすんごい増す!!
私の人生で、授乳していた30代が一番食べていたような気がします・・・。
ご飯なんて1杯じゃ足りない!
そんなわけで、果たして「お金がかからない」と言えるんだろうか?と思います。
母乳育児している、他のママさんの体験
Twitterから
ゆう@やさしく暮らす (@yu_livecherish) January 22, 2020さん
私も完全母乳でしたが、2回とも産後一か月で生理が来て悪露なのか生理なのかわからない状態でしたし、授乳中に次女を妊娠。
母乳神話に反することばかりで助産師さんが目を白黒させてました😁
アレルゲン除去には粉ミルクの方がいいと思いますし。
神話、みんなで壊しましょう!
私はミルクに切り替えがうまく出来ずに結局母乳で育てたので、私も食事制限しました。
制限しても、私がもともと持っているものが母乳に出るのか、肌状態もなかなか良くならず苦労しました。
私は食アレ用ミルクをお勧めします。
神話は要りませんね😌
しかも私、母乳は余るほど出て毎回搾っていたのに、です😳
授乳中も規則正しく毎月生理が来ていましたし、妊娠しても変わらず母乳は出てました。
神話はね、ウソです👍
ゆうり@ミニマリスト(仮) (@simplehumble11) January 27, 2020さん
ぜひぜひご紹介ください☺️
ちなみに、私は服薬していたので最初からミルクのつもりでしたが…
私の妹は母乳がほとんど出ず。
母乳マッサージしてもらったりお茶を飲んだりしていろいろ手を尽くしてもダメで。
かなり悩んでかなり泣いた末に、完全ミルクにしました。
(続きます~)
— ゆうり@ミニマリスト(仮) (@simplehumble11) January 27, 2020
完全ミルクにしてからは、気持ちが吹っ切れた・スッキリして
「もっと早く母乳を諦めれば良かった」と言っていました。
(余談ですが、母は「ミルクでも育つわよ!大丈夫!」派でした)
こちらも参考になれば幸いです😊
— ゆうり@ミニマリスト(仮) (@simplehumble11) January 27, 2020
instagramから
「完全母乳で育てたけど、風邪引くしアレルギー満載でした。」
「神話じゃなくて都市伝説ですよね」
などなど、色々なご意見をいただきました(まだ募集中です)!
最後に
こうして見ると、3人完母で育てた私がなぜか「母乳育児」に否定的に思われるかもしれませんが、客観的な事実をあげると、そこまでこだわる必要性を感じないんです。
ただ、母乳をあげている時に幸せを感じたり、人体の不思議を感じたりはしました。
母乳で育てるのが便利・幸せ・苦にならないならそれで良いし、なんらかの理由で母乳育児ができなかったとしても、子供の健康にはあまり関係ないと思うので、何ら気にする必要ないですよ〜。
ちなみに私は3人目だけ無痛分娩で、1人目に比べて超ラクに産みましたが、その後の子育てではほんと上の二人分合わせたくらい大変でした・・・。
昔から「お腹を痛めた子供だから(かわいい)」との言い回しがありますが、苦痛を我慢したから・手をかけたからかわいいとか、かわいくないってもんじゃないですよね。
子育ては20年以上続く一大事業なので絶対にこの先、手(も時間もお金も)がかかります。
神話に惑わされないよう、自分たちにとって最適な方法を取ってくださいね。